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餌で気を引き・・・


こんにちはスタッフ入江です。今日も暑いですね~。明日から沖縄慶良間ツアーですが、いまや沖縄が避暑地と呼ばれているらしいです。。。

さてエスカという言葉をご存知ですか?疑似餌の付いた釣りざお状器官のことで、長い柄の先に偽の餌が付いており、これで魚をおびき寄せて食べるのに使います。
有名なのは海水魚で有名なのはカエルアンコウで、岩やカイメンに化けて待ち伏せし、エビやゴカイに似たエスカを振り回して小魚をおびき寄せ襲います。よくイラストやマンガのチョウチンアンコウに描かれるようにおでこから釣りざおが延びています。いわば釣りをする魚です。

ワニガメもエスカを使うので有名ですが、こちらはなんと舌がエスカになっています。口を開けて舌を出し、舌の先の疑似餌を振り回します。魚がおびき寄せられてくるとワニガメは勢い良く口を閉じ捕食します。

エスカといえば他の生物をおびき寄せて捕食するための器官と思っていましたが、なんとこの写真の淡水魚(右オス)はメスをおびき寄せるために使うそうです。餌のように見せかけて、メスの気を引くという作戦です。餌で同種の魚の気を引くとははじめて聞きました。確かに食べ物で気を引かれてしまうのは人間の女性でもあることですね。。。

しかも!この淡水魚の雄の場合は雌が偽の餌を食べに近寄ってきた隙に精子を放出し、雌の体内の卵子に受精させるということで、かなり大胆です(^_^;)
ぜひ見てみたいです~!

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