BLOGブログ
マトウダイ

こんにちは大宮店入江です。
伊豆で冬になるとみられる風物的な魚にマトウダイがいます
。マトウダイは馬面なことから『馬頭鯛』とも言われていますが、一般的には体側にある斑紋から『的鯛』という字を当てることが多い魚です。
聖書の中で、イエス・キリストが弟子のペトロに『湖に行って釣りをしなさい。最初に釣れた魚を取って口を開けると、銀貨が一枚見つかるはずだ。それを取って、わたしとあなたの分として(税金として)納めなさい。』という一節があるそうです。ペトロは釣りをしてみると魚が釣れ、確かに銀貨が入っていたということなのですが、この時釣れた魚がマトウダイだという説があります。この体側の黒い斑紋、日本では的に見えるようですが、西欧では上記の話でマトウダイをペテロが持った時についた親指の跡だと言われています。
マトウダイは湖にはいません。他にも『ピーターフィッシュ』と呼ばれる淡水魚にもこの逸話があります。こんどマトウダイを見つけたらじっくり観察してみたいと思います