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実験してみました【ウニ】

こんにちは大宮店入江です。今日もプールに行っているチームがあります。私は明日からOWコースです。
さて先日ムショーにウニが食べたくなって、スーパーでウニを買ってきて食べました。やたらウニが食べたい時ってありますよね(え、ない?)。ご飯にウニをのっけてプチウニ丼にして食べようと思いウニをつまむと、中からウニの棘が一本出てきました。きっと加工するときに入ってしまったのでしょう。
よくウニに刺されるとお酢が効くといいます。レスキューダイバーマニュアルにもそう書いてあります。お酢が棘を溶かすというのです。常々ホントかな~と思っていたので、いい機会なのでその棘を使って実験してみることにしました。小皿にお酢を入れその中に棘を完全に沈めておきました。
すぐには溶けなさそうなのでネットで調べてみると、ウニの棘は炭酸カルシウムからなる方解石とわかりました。ということはサンゴの骨格と近い成分なのですね~。海水中には炭酸カルシウムが豊富にありますから、それを使って骨格を作るのは納得できます。そして方解石は酸性のもので溶ける性質があることがわかりました。
次はお酢です。お酢って酸っぱいけどアルカリ性なんじゃないのー?と思って調べましたが、ph2程度の強酸性ということがわかりました。おおー!じゃあ「ウニの棘にお酢」は理にかなっている!ということで観察してみることにしました。
2時間後には棘から細かい泡が出てなんだか溶けているような感じがします。6時間後には大きさが3分の2くらいになりました。12時間後には大きさはほとんど変わらないものの、お箸でつついてみるとなんとふにゃふにゃになっていました!24時間経過しましたが、部屋が酢くさくなる以外これ以上変化はなさそうでした。
結論!ウニの棘にお酢は効きそう!でも刺されたところを12時間お酢につけるのはけっこう大変だと思う!