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新釈・魚名考 前編

何度かこのブログに変わった生物の名前についての記事を書きましたが、私こと入江は魚名について調べるのが大好きで自称魚名マニアです。もともとはお客様に「この魚は何でこの名前なの?」と聞かれることももちろん多かったので、調べたりしていたのが、いつのまにか楽しくなっちゃいました。サザナミヤッコのサザナミって何?とかコショウダイはなぜコショウなの?など気になりだすとキリがありません。調べると気づかなかったその生物の特徴を指し示していたり、過去の逸話など意外な理由が隠されていたりして、調べていくうちに新たな発見があるのが楽しいです。
今回は数年前に「新釈・魚名考」という魚名についての本を手に入れたときのエピソードを書いてみたいと思います。
理由がわからない魚名もいまどきはwebですぐに調べられるので、ほとんどの名前については簡単に解決します。しかしあるとき気づいたのですが、魚名を説明しているwebで「新釈 魚名考によると・・・」とか「・・・新釈 魚名考から抜粋」などと書かれていることが多かったのです。それならばこの「新釈・魚名考」という本を手に入れれば調べやすいのでは・・・と思い、手に入れようと思いました。
著者は「栄川省造」出版元は「青銅企画出版」というところまでは突き止めました。しかしこの「青銅企画出版」さんは自主出版などを手がけている出版社さんのようで、どうやらこの本は一般の書店には出回っていない様子です。どこで手に入れたものかと思い出版社さんにメールしてみました。
すると出版社の八木禧昌さんという方からお返事を頂いたのですが、現在は出版していないので古本屋などを探してみてほしいということでした。それならと探してみたところ何冊か見つかったのですが、定価¥5000(昭和57年発行)のものが¥15000前後で売られています。役には立つだろうけど、古書に¥15000はなかなか出せないなあ・・・と数日悩んでいました。すると・・・!!
続く!