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ホンソメワケベラはダイビングすると大体の地域で見ることができる小さなベラです。ホンソメワケベラは他の魚の「掃除をする」ことで有名です。ホンソメワケベラは決まった場所にすんでいて、そこにいろいろな魚が体についた寄生虫をホンソメワケベラに取ってもらいにやってきます。魚たちが順番を待つように列を作っていることもあり、ホンソメ理髪店はいつも大繁盛です。

ホンソメワケベラは1個体の雄と複数の雌から構成される俗に言う「ハーレム」を作って生活します。雄は尾を振るような独特の泳ぎ方をするので、雌と簡単に区別できます。雌の数は「ハーレム」によって異なりますが、最大で10匹くらいです。「ハーレム」の個体の行動範囲は狭くて、10-20分ほどで泳ぎ回れる範囲に限られています。雄は「ハーレム」を見回り、他の雄が進入しようとすると追い払います。

「ハーレム」の雄が例えば他の魚に食べられてしまったりしていなくなると、雌の中で最大の個体が性転換して雄になります。その雌は約1時間で雄のように「尾を振って」泳ぐようになります。つまり、行動上はたった1時間で雌が雄になるわけです。では生殖巣はどれくらいの時間で変化するのでしょうか。雌の卵巣は約2週間で精巣になり、輸精管の中に精子が見られるようになります。つまり、2週間経つと、雌は完全な雄になるわけです。

このように性転換する魚はたくさんいます。他のベラやクマノミなどスズメダイ類にも多く見られます。不思議なのはどうやって性転換のメカニズムが働くのかです。「あ、オスがいなくなったから私がオスにならなくちゃ」と考えると体が変化し始めるのでしょうか。だとしたらスゴイ!◆

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