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紅葉とウミウシ

こんにちは大宮店入江です!ここ数日めっきり寒くなるとの予報でしたが、天気も良く意外とそんなに寒くないですね!皆さん風邪には気を付けて下さいね。
さて秋といえば紅葉、伊豆でも少しづつツタなどが色づき始めてきました。山が赤や黄色に染まるのは、春の桜と同様、海への行き帰りの道中目を楽しませてくれるので私も毎年楽しみです。

しかし紅葉については昔から個人的にひっかかっていることがありました。それは・・・「なぜ植物は紅葉するのか?(しなければならないのか?)」です。たとえば海の生物でいえばヘビギンポが婚姻色といって異性の気を引くために派手な色に変色したり、海藻を住み家にする生物の体色は緑色で周囲に溶け込んだり、生物の色には必ず意味があります。カエデやダケカンバが色を変えることで得るメリットはなんなのでしょう。。。。???

調べてみたのですが、総合的に考えると、答えは「まだよくわかっていない」ということになるようです。たまたま赤や黄色に変色してしまうという考え方もあれば、虫に対しての警告だという説もあります。この警告は「ハンディキャップ信号」と呼ばれる効果で、「普通なら目立つ生物は捕食者に見つかりやすく捕食されやすいのに、目立つことで捕食されにくくなる」というものです。

紅葉するということは木としては非常に労力がかかる仕事です。裏を返せば「十分な紅葉できる自分は耐性が強いのだから寄生しても成功できないぞ」とアブラムシなどにアピールしているということなのです。

うーん陸でも水中でも生物は生き延びるために色々な工夫をしているのですね。ウミウシが派手な色彩なのは多くは毒を持っているという警告色であるといわれていますがそうでないものもいるようです。ぜひ今度出会った水中生物は「なぜこんな色なんだろう?」と考えてみるとおもしろいですよ!

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